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キッチンのない家@マディソンin Georgia

快晴のアトランタ🌞
ポカポカと、気温17℃という春の日です〜。 o(^-^)o

街ごと歴史保護区となっているマディソンのダウンタウンに向かいました。


🚘
キッチンのない家@マディソンin Georgia_b0365715_09510384.jpg
まずは、Welcome Centerに立ち寄り、
ツアーガイドをお願いします。
レンガには1887年の文字があり 建物はその時のまま。
時代としては1809〜 のようです。


アメリカの歴史といえば、開拓者と現地インディアンとの戦い、
そして南北戦争、奴隷制度は外せません。

がっ!
私には詳しい開拓者たちの名前もインディアンの部族の名前も
さっぱり分かりません。(^◇^;)
んもう、こちらの小学校の歴史の授業は、実に詳細に出てくるんですよ。
「歴史の浅い国は 重箱の隅をつついたような事まで教科書に出るんだ。」
と、
昔、娘の本を見て思いましたよ。
なのでアメリカ人にとっては常識な範囲でしょうが、、
ワタクシ、社会科は大の大の大の苦手科目。(妙な自慢?)
嫌々ながら受験の為だけにやりましたけど、
日本で習ったアメリカの歴史では 到底カバーしません。(言い訳)
そこのところ、
ブログで講釈する気はありませんので(出来ないし〜)
見たままに、感じたままに、気まぐれに〜
ご紹介したいと思います。
詳しく解説、訂正がありましたら、welcomeで〜〜す。
m(_ _)m


では、
まずは、保存された家々の外観から。
(๑´∀`๑)

キッチンのない家@マディソンin Georgia_b0365715_04400469.jpg
南部らしい 家並みだと思います。
先日行ったニューオリンズにも通じるものがあります。
両脇には大きな椿の木。



キッチンのない家@マディソンin Georgia_b0365715_04384298.jpg
これまたガイドさんの横顔が写り込んじゃいました。
(わざとじゃないです💦)

ここら辺は、現在も人が住んでいます。
大変人気のある地区らしく、
この家、売りに出されると5秒で売れたそうです。

もちろん、外観は勝手にいじれず、制約が付くそうです。
中のリノベーションは良いそうですが。

キッチンのない家@マディソンin Georgia_b0365715_04442652.jpg

玄関にみえますが、家の裏側です。
この御宅は、庭に ガジボが2つありますね。
これ、男女で分けてあるんだそうです。
女性用は、脚が外から見えないようにと、下の方が囲ってあるんですよ。
当時は長いロングドレスで肌を出すという事がNGでしたもんね。


さてさて、これらの御宅は もちろん白人の家です。
それぞれの家には黒人が奴隷として使われていました。
子供が生まれると、その子専用の奴隷が1人ついたんだそうです。
そして、その奴隷の住処は 大抵は家の地下が多いのだそうですが、
こちらの家は、少し裕福で、


キッチンのない家@マディソンin Georgia_b0365715_04375923.jpg
この家のように、別宅として粗末な建屋に使用人の家として
住まわせてもらえることもあったそうです。
また、それぞれの奴隷にどういう扱いをしているかで、
そこの主人の裕福さの現れにもなっていたそうです。

上記の写真の右側に『 Smoke House』があります。
なんだと思います?
タバコを吸う家かと思ったんですが、
当時は嫌煙なんてありませんから違いますね。(๑˃̵ᴗ˂̵)

スモークハウスとは、肉類を煙で燻し、燻製にする場所。
ハムやベーコンなんかの保存食作りですね。
驚いたことに、これらの住宅には、キッチンが無いんだそうです。
台所は、家の中に作らないんです。

それは、火を使うことから火事を恐れ、
戸外にキッチンを設えるのが普通だったそうです。
まあ、スモークハウスもその1つであるんでしょうね。

集会場も、黒人専用の場所が今も残っていましたよ。
公開はされていませんでしたが、部外者を排除するための仕掛けがしてあり、
差別をされる側にもまた、集結するための差別、選別があったようです。
アメリカの黒歴史の1つですね。





Commented by heididayo at 2018-03-03 06:30
おはようございます。(o^^o)

アトランタの歴史地区、趣きのある街並みで行ってみたくなりました!
あんな大きな椿は見たことがありません。
花が咲いているところ見たいなぁ〜(*^^*)

そして、キッチンのない家は住んでいる本人が家事や料理をしないのだから、家の中になくても、不自由しなかったのでしょうね。
超庶民の私には、24時間家の中に他人がいることのほうがストレスになりそう笑

Commented by Lynn6 at 2018-03-03 10:29
> heididayoさん、おはようございます。m(_ _)m

良いお天気に恵まれ、ちょっとした遠足気分になれました。まあ苦手な社会、歴史の勉強なんで、勝手にフィーリングで楽しんじゃいました。(^◇^;)
知らないことがいっぱいあって、キッチンがない家なんて、“どっひゃあ〜”なんですけど、よく思い出せば、昔々、子供の頃、日本でも長屋とか、底辺では 井戸も共有、七輪も外だったような気がしますよね。
Commented by tokohouse at 2018-03-03 10:34
こんにちは
今日も良いお天気
南部らしい 家並みって南部と北部は家も違うんですか?
長いロングドレスっておしゃれで,,と思っていましたが、時代の背景 保守的にびっくり 日本も長い着物きてましたよね。
台所が家の中に作らないのは、吃驚 〜 納得 保存食作り大切だもん。
黒人の婦人が燻製作っていたのかなぁ Smoke Houseってなんだか文化( ᵕ́ૢ‧̮ᵕ̀ૢ)‧̊·*
社会科のお勉強もこんな感じだと、興味が湧くのにね。
あ り が と う
Commented by Lynn6 at 2018-03-03 11:25
> tokohouseさん、こんにちは。“南部らしい家並み、、” ドッキリのご質問。鋭いです!(^◇^;)
ワタクシ語れるほど知りません。知ったかぶりです。m(_ _)m が、イメージとしては 家から張り出した屋根がついたベランダのようなものがついている所が多いと思います。そして、そのフェンスなどもツタ模様だったりデコラティブでフランスの影響を受けていると、たしかニューオリンズで、そのような説明を受けた記憶があります。でも、日本から見たら軒があってベランダがあってって、普通ですけどね。比較としては レンガでできた四角い建物ではないでしょうか。こちらの家に住んで驚くのは、雨が降ったら 軒がないので もろに部屋の中まで振り込んで濡れてしまうんです。ちょっと昔になると、人種や男女差別が出て来ますね。社会科が大嫌いだった私のレポなんで、こんな程度ですみません。m(_ _)m
Commented by longsleeper at 2018-03-03 15:11
アトランタ、ニューオリンズ、どちらも行ってみたいアメリカです。
ちょっと独特の趣がありそうな感じがしていましたが、Lynnさんの
お写真を見て、うんうんと私のイメージがちょっぴり興奮します^_^

アメリカの奴隷制度ですぐに思い出すのが、昔テレビで放映された
「ルーツ」です。ルーツと言えばクンタ・キンテという感じで
主人公の名前もしっかり思い出します。

偶然写り込んだガイドさん…笑
今回は現代の服装の普通な方で、ニューオリンズの時の様な
インパクトのある物語性は感じられませんが、なかなか良い位置に
入っていらっしゃいますね!(^^)!
Commented by kyonchan54 at 2018-03-03 15:20
こんにちは。
勉強になります。奴隷制度、南北戦争、スミソニアン歴史博物館で見聞きかじりですから。
昨今、外国人観光客が増えた街に住んでいる私は人種差別など考えさせられることが多くあり反省してます。
Commented by usako-house at 2018-03-03 22:33
こんばんは。
アメリカの方は建物を大切につかいますね。
日本は家すら使い捨ての時代(汗
ガイドさんが映っているお家が、可愛いな~って思いました。
マンション住まいなので一軒家に憧れます(*ノノ)
Commented by Lynn6 at 2018-03-03 23:45
> longsleeperさん、こんばんは。
あはは、柳の下の二匹目のドジョウになりましたかどうか。(^◇^;) 風景の中に人物が入るとムードが変わるんですね。
ああ、「ルーツ」という映画ありましたね。どうしても南部に行くと 奴隷制の名残があるような気がしてしまいます。イヤイヤどこへいってもあるんでしょうけどね。私も主人公の名前忘れられません。
Commented by Lynn6 at 2018-03-03 23:50
> kyonchan54さん、スミソニアンでも展示をされているんですね。外せないアメリカの歴史ですもんね。とは言え、日本人だって ここではマイノリティーですから、敏感になる時があります。この有色人種間でもまたヒエラルキーが存在する、、、らしいですね。西海岸の方に行くと顕著なのかな。
ああ、今回は 重いブログになっちゃいましたねえ。反省m(_ _)m
Commented by Lynn6 at 2018-03-03 23:58
> usako-houseさん、そうですね、古いものを大切に使っているところ有りますね。
ここら辺の家も そういう方が好んで住まわれるんでしょうが、きっと修繕費用はかかると思いますよ。お金に余裕のある人かメンテができる人でないと無理だろうと思います。あっ、下世話な感覚ですね。m(_ _)m
Commented by zakkkan at 2018-03-04 09:18
ほ~・・自由の国のイメージと、少しだけ
未だに・・現存している国の姿を

珍しく
「村上春樹」の小説を読んでますと
彼がアメリカ在住の話を書いてます
そこでは、格差、或いは、品格、これを重んじている風景、様子が
改めて、アメリカの別の顔を知る機会になってます
Commented by Lynn6 at 2018-03-04 09:29
> zakkkanさん、 (。-_-。) うーむ。。。よくわからない私です。
村上春樹、読んだことありますが、彼がかようにノーベル文学賞候補にまで上がる意味もわかりません。ちょっとググりましたが、“日本人でありながらアメリカ人のような文章を書く。”ともありましたが、???です。
また、アメリカの別の顔 と言うのは きっと私にとっては別の顔ではなく日々生活の中で感じ取っているものだからでしょうか??

もしよろしかったら、zakkanさんのブログで いつかお話をしていただけたら。。と思います。
m(_ _)m
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by Lynn6 | 2018-03-03 03:23 | 旅行『アトランタ』 | Comments(12)

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